「エンボスヒーター」と「ドライヤー」はどちらまで熱風を送り出す機械ですが、どんな違いで区別されているのでしょうか。
今回は、「エンボスヒーター」と「ドライヤー」の違いを解説します。
「エンボスヒーター」とは?
「エンボスヒーター」とは、「特定の場所熱風で加熱する装置」です。
「エンボスヒーター」の使い方
高温の風を送り出す機械で狭い範囲を一時的に加熱するために使います。
一般的にはクラフト作業で加熱する必要がある場合に使うことが多く、特に溶液にできた気泡を加熱して消したい時に活躍する道具です。
樹脂の一種であるレジン液やアロマキャンドル作りで使うキャンドル液など粘性の高い溶液の中にできた気泡は放置しても消えず、処理しないと中に空洞ができたまま固まってしまいます。
溶液の中にできた気泡に向けて「エンボスヒーター」の熱風を当てると気泡が膨張して被膜が破れ消えてなくなります。
その他にもプラ板を加熱して曲げたり接着剤を熱して剥がしたりなどピンポイントで加熱したい時に便利な道具です。
「ドライヤー」とは?
「ドライヤー」とは、「風で髪の毛を乾かす美容機械」です。
「ドライヤー」の使い方
洗髪で濡れた髪の毛を乾かすために使う道具で、温風を勢いよく吹き出して髪の毛を乾燥させます。
「エンボスヒーター」と「ドライヤー」の違い
「エンボスヒーター」と「ドライヤー」の違いは「対象」と「熱風の強さ」です。
どちらも熱風を出す装置ですが「エンボスヒーター」は溶液やクラフトパーツなど生物以外に使うのに対し「ドライヤー」は人間の髪や動物の体毛などを乾かすために使う生物向けの道具です。
利用目的の違いにより生み出される熱風にも違いが見られます。
加熱を目的にしている「エンボスヒーター」は効率よく熱が加えられるように高温で弱い風が送り出され、乾燥を目的にしている「ドライヤー」は安全のため温度はそれほど高くなく湿気をとばせるように強めの風が吹き出します。
まとめ
「エンボスヒーター」と「ドライヤー」はどちらも熱風を生み出す装置ですが全くの別物です。
それぞれの特徴をきちんと理解し正しく使い分けてください。