「収得」と「取得」の違いとは?分かりやすく解釈

「収得」と「取得」の違いとは?違い

この記事では、「収得」【しゅうとく】と「取得」【しゅとく】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「収得」とは?意味

ある物を自分が得ることを「収得」【しゅうとく】といいます。

偽札と知りつつ得たお金を自分のものにして使ったり、人が教えてくれた漢字の書き方を自分のものとして、そのようにうまく書くといったことを「収得」というわけです。

主に、人が見せた手本を見習い、文字の書き方をそっくりそのまま書くことで人を感心させます。


「取得」とは?意味

自分が必要としている資格を得ることを「取得」【しゅとく】といいます。

車を自ら運転するためには自動車運転免許証が必要になりますし、人を治療するには医師免許を所持することが必要になるわけです。

専門的な勉強して、試験に合格した上で資格を「取得」すれば自分がやりたかったことができるようになります。

また、発言できるようになるためにも、権利を「取得」することが必要です。


「収得」と「取得」の違い

「収得」「取得」の違いを、分かりやすく解説します。

人の踊り方を一から得て、忠実に自分のものとして再現することを「収得」といいます。

他には「株式を収得した」と自分の所有物にして会社に意見が言える立場になったことを伝えるわけです。

もう一方の「取得」は、自分が必要とする資格や権利を手にして仕事に活かしたり、私生活を豊かにすることを意味します。

この権利を「取得」するには仕事で成功したり、努力して得るわけです。

「収得」の例文

・『収得した賞金で家を買い、家族を海外旅行へと連れて行った』
・『師匠の描き方を収得し、海外でも指示される絵を世に出した』

「取得」の例文

・『新しいパソコン認証するため暗証番号を取得した』
・『事務職で仕事するときは、簿記1級の資格を取得することが必要』

まとめ

2つの言葉は自分のものにするといった意味がある言葉ですが、使う場面や意味に多少の違いがありますので、自分なりにうまく使い分けてみるといいでしょう。

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