この記事では、「樹林」と「樹海」の違いを分かりやすく説明していきます。
「樹林」とは?
「樹林(じゅりん)」とは、樹木が密集して生えている群落のことを言います。
「樹林」の「樹」は、「木」、「立ち木」などの意味があります。
また「林」は、「はやし」、「木や竹などが密に多く生えている所」などを指しています。
そのため、漢字の意味から見ると、「樹林」は「立ち木が密に多く生えている所」と言う意味合いになります。
「樹林」と関連した意味を持つ語としては、「森」、「叢林(そうりん)」、「林地」などが挙げられます。
「樹海」とは?
「樹海(じゅかい)」とは、広い範囲にわたって樹木が繁茂していて、上から見ると海面のように見える所を意味しています。
「樹海」の「樹」は、前述のとおりになります。
また「海」は、「うみ」、「広い大きな所」、「物事の集まる所」などを表しています。
そのため、漢字の意味から見ると、「樹海」は「立ち木の海」、「木の集まる広い大きな所」と言う意味合いになります。
「樹海」と関連した意味の語には、「密林」、「森林」、「雑木林」などがあります。
「樹林」と「樹海」の違い
「樹林」と「樹海」の違いを、分かりやすく解説します。
「樹林」とは、樹木が密集して生えている群落のことを意味しています。
一方、「樹海」は広い範囲にわたって樹木が繁茂していて、上から見ると海面のように見える所を言います。
「樹林」樹木が密集して生えている群落のことですが、「樹海」はそれが広範囲にわたっているので、この点に違いがあります。
まとめ
「樹」を含む熟語は他にも、「広葉樹(こうようじゅ)」、「針葉樹(しんようじゅ)」、「落葉樹(らくようじゅ)」などが挙げられます。
「樹海」は上空から見ると、広範囲に及んで「樹林」が広がっていて、海原や波打つように見えるような場所です。
日本での「樹海」は「富士青木ヶ原」が有名ですが、国内でこのような場所はごくわずかです。