「収容」と「収納」の違いとは?分かりやすく解釈

「収容」と「収納」の違いとは?違い

この記事では、「収容」【しゅうよう】と「収納」【しゅうのう】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「収容」とは?意味

悪いことした人を刑務所や施設に入れて、反省させることを「収容」【しゅうよう】といいます。

人を殺めたり、盗んだ者を一時的に刑務所へ入れて囚人として服役するために収める所であるわけです。

中では規則正しい生活を送り、社会に出てからまっとうな人間として生きられるようしっかり中身から更生させる場所でもあります。


「収納」とは?意味

服や道具を一定の場所に入れて片付けることを「収納」【しゅうのう】といいます。

服であればきれいに畳み、どこに何があるか引き出しに分かりやすく入れておくわけです。

テニスラケットはカバーを掛けて、ケースにボールを入れたら立てかけておける倉庫やクローゼットに「収納」します。

このように、足で踏んでしまわないように、いい状態で入れてしまっておくことを意味するわけです。


「収容」と「収納」の違い

「収容」「収納」の違いを、分かりやすく解説します。

犯罪者を入れて、罪を償わせることを「収容」といいます。

少年犯罪の場合は少年院に、大人が法律に触れる大罪を犯したときは刑務所に「収容」され、多くの囚人と一緒に寝起きして、昼間は工場で働くのが一般的な生活スタイルです。

もう一方の「収納」は、大事な物を入れておき、どこに何があるか分かるようにしておくことを意味しています。

「収容」の例文

・『窃盗の常習犯である友人が捕まり、刑務所に収容された』
・『悪いことばかりしてきた近所の中学生が少年院へ収容された』

「収納」の例文

・『クローゼットに服を色別に分けて、ハンガーに掛けた状態で収納した』
・『スキーをした後、ウェアや手袋を袋に収納して家に持ち帰った』

まとめ

どちらも収めるといった意味がある言葉ですが、人か物であるか、何をどこに入れるかの違いがありますので、自分なりに比較してみるといいでしょう。

違い
違い比較辞典