この記事では、「複雑怪奇」と「奇奇怪怪」の違いを分かりやすく説明していきます。
「複雑怪奇」とは?
複雑怪奇は、ふくざつかいきと読むべき言葉です。
漢字で記されたこの言葉を目にすれば分かる事でしょうが、物事が込み入って要素の絡み合いが生じている事といった意味を持っている複雑の漢字に、信じられない程に変わっている事といった意味を有する怪奇の漢字を組み合わせる事で完成した言葉となっています。
以上の事から複雑怪奇は、話や事情が込み合っているが故に、怪しく不思議な様子を示すのです。
「奇奇怪怪」とは?
奇奇怪怪は、ききかいかいと読むのが正解な言葉となっています。
奇と怪のどちらの漢字も、不思議な様を意味しており、その2つの漢字を重ね合わせる事で、そういった意味合いをより強調しているのです。
だからこそ奇奇怪怪は、常識では理解不能な程に不思議な様子、といった意味を表します。
要するに、とても怪しいと思える程に不思議な様を意味する言葉として使用されているのです。
「複雑怪奇」と「奇奇怪怪」の違い
「複雑怪奇」と「奇奇怪怪」の違いを、分かりやすく解説します。
複雑怪奇と奇奇怪怪の漢字表記を比較すると、複雑と、奇に怪といった漢字の違いが存在する事に気付けるものです。
逆に言えば怪と奇の1つずつの漢字は共通している上に、どちらも不思議な様子を表現する言葉となっています。
そのため表現する意味には似ている部分がありますが、意味のニュアンスには違いがあるので、それぞれの言葉の意味を把握すれば上手に使い分けが可能です。
まず複雑怪奇は、事情が込み合っている上に、怪しくも不思議な様を示します。
もう一方の奇奇怪怪は、常識では理解出来ない位に不思議な様子を表すのです。
まとめ
2つの言葉には共通する漢字が存在する上に、どちらも不思議な様を指し示す言葉同士となっています。
故に表現する意味には似ている所がありますが、ニュアンスに相違点があるのでそこを踏まえれば、しっかりと使い分けが可能です。
ちなみに複雑怪奇は、事情等が込み入っているため怪しくも不思議であるという意味で、用いられています。
対する奇奇怪怪は、常識では理解不可能な程に、怪しくも不思議な様子という意味で使われているのです。