この記事では、「三日坊主」と「竜頭蛇尾」の違いを分かりやすく説明していきます。
「三日坊主」とは?
「三日坊主」は「みっかぼうず」と読みます。
意味は「ものごとにすぐに飽きてしまい、長続きしない人のこと」です。
最初はやる気満々で初めても、すぐに興味や関心がなくなってしまい、途中でやめてしまう性格の人を表します。
「三日坊主」の言葉の解説
「三日坊主」は「三日で俗に戻る坊主」という意味の四字熟語です。
仏教用語で、「一人前の僧侶になる為に出家したものの、早起きして掃除や食事の準備、読経など厳しい修行に耐えられず、3日もすると諦めて俗人にもどってしまうこと」という意味に由来しています。
「三日」は「短い期間のたとえ」として使われていて、ここから転じて「ものごとに飽きたり、嫌になったりして長く続かないことのたとえ」として使われる様になりました。
「竜頭蛇尾」とは?
「竜頭蛇尾」は「りゅうとうだび」と読みます。
意味は「最初は勢い盛んだったものが、最後の方ですっかり弱まっている様子」です。
最初は調子よくどんどん進められたものの、最後は全くふるわなくなり、期待外れの結果に終わることを表します。
「竜頭蛇尾」の言葉の解説
「竜頭蛇尾」は「頭は竜だが、尻尾が蛇」という意味の四字熟語です。
由来は諸説ありますが、中国の宋時代の 「碧巌録(へきがんろく)」という仏教書に記されている故事が由来とされています。
陳尊者(ちんそんじゃ)という高僧が、が旅の途中で出会った僧と問答しました。
相手の僧は、始めは非常に威勢が良かったのですが、陳尊者が「頭は龍であっても尾は蛇といったところだろう」と思って難しい問いかけをしたところ、返答に詰まってしまったのです。
ここから「最初は威勢が良くても最後の方で弱まってしまうことのたとえ」として使われる様になりました。
「三日坊主」と「竜頭蛇尾」の違い
「三日坊主」は「ものごとに飽きたり、嫌になったりして長く続かないことのたとえ」です。
「竜頭蛇尾」は「最初は威勢が良くても最後の方で弱まってしまうことのたとえ」です。
まとめ
今回は「三日坊主」と「竜頭蛇尾」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。