「恐縮なお願い」と「不躾なお願い」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「恐縮なお願い」と「不躾なお願い」の違いとは?違い

この記事では、「恐縮なお願い」「不躾なお願い」の違いを分かりやすく説明していきます。

「恐縮なお願い」とは?

「恐縮なお願い」とは、「相手に迷惑や負担などをかけるようなお願い」あるいは「恐れ多くて身が縮まってしまうほどのお願い」などという意味合いで使われている表現です。

お忙しいところ「申し訳ありませんが」または「すみませんが」などというニュアンスで用いられており、相手に対して失礼だったり無理と思われるようなお願いをする場合に使用されています。


「不躾なお願い」とは?

「不躾なお願い」とは、「相手に対して礼を欠いているお願い」もしくは「常識のレベルをはるかに超えているお願い」などという意味合いで使われている表現です。

できそうもない無茶なことをお願いしたり作法に反するような依頼事をする場合に用いられており、「不躾な」という語は「行儀の悪い」ないし「粗野な」などという語と同じようなニュアンスで使われています。


「恐縮なお願い」と「不躾なお願い」の違い

「恐縮なお願い」「不躾なお願い」の違いを、分かりやすく解説します。

「恐縮なお願い」「不躾なお願い」は、どちらの言い回しも相手に対して急にお願いをしたり難しいことを頼んだりする場合に使われている言い回しです。

「恐縮なお願い」という表現よりもどちらかと言えば「勝手なお願いで恐縮ですが」という言い回しの方がやや定着しており、同様のニュアンスで「不躾なお願いで恐れ入りますが」という表現が使われる場合もあります。

「恐縮なお願い」の例文

・『恐縮なお願いになりますが聞いていただけますでしょうか』
・『恐縮なお願いにもかかわらず快く引き受けていただくことができました』

「不躾なお願い」の例文

・『不躾なお願いで失礼しますがご対応は可能でしょうか』
・『お会いしたばかりだというのに不躾なお願いをすることをお許しください』

まとめ

「恐縮なお願い」「不躾なお願い」は、いずれの語句も相手に対してお願いをすることに対する謝意を示す表現です。

それぞれの語句は微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際には上手に使い分けるようにしましょう。

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