この記事では、「ハードロック」と「ヘヴィメタル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ハードロック」とは?
「ハードロック」は、1960年代後半に登場した音楽ジャンルのひとつで、ブルースロックやサイケデリックロックの影響を受け派生した音楽です。
大音量の歪んだエレクトリック・ギターサウンドが特徴で、リード楽器として多用され、ソロや反復リフで楽曲が形成されています。
ヴォーカルとギタリストが主役の立場となり、ヴォーカルはシャウトを利かせた高音発声が魅力となります。
「ハード」という名称どおり、分厚い音圧のかかったサウンドも特徴のひとつと言えます。
「ヘヴィメタル」とは?
「ヘヴィメタル」は、1960年代後半からアメリカやイギリスで発展した、ロックミュージックのジャンルのひとつです。
「ヘヴィ」という言葉が示すとおり、ギターやベースがチューニングを下げてプレイすることでサウンドに重厚感を持たせ、エッジの利いたバンドサウンドが特徴になっています。
政治批判や社会風刺、宗教的及び反宗教的、悪魔崇拝などといった内容の歌詞から、それぞれのバンドキャラクターが確立し一大ブームとなりました。
「ハードロック」と「ヘヴィメタル」の違い
「ハードロック」と「ヘヴィメタル」は、どちらもハードなロックミュージックですが、その違いには明確な境界線がないと言われ、レコード会社のプロデューサーや音楽評論家の間でも意見が分かれているようです。
細分化された様式やサブジャンルの発展によって、大きく分類し区別することが難しいところですが、音楽的な起源や時代背景も似通っており、それぞれのアーティストたちが影響を受けた音楽が、そのバンドの特徴に反映されている場合が多いものです。
「ハードロック」と「ヘヴィメタル」は、時代を映すムーブメントとして発展し、大規模なロックフェスなどの開催は、現代の音楽フェスイベントの先駆けともいえるでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
「ハードロック」と「ヘヴィメタル」は、どちらも大音量でハードなロックミュージックです。
人気バンドのヴォーカルやギタリストに憧れて、バンドやギターを始めた人も少なくないでしょう。