「所在なげ」と「所在なさげ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「所在なげ」と「所在なさげ」の違いとは?違い

この記事では、「所在なげ」「所在なさげ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「所在なげ」とは?

所在なげとは、することがなくて退屈そうな様子のことをいいます。

また、手持ち無沙汰な様子も表しています。

所在は「しょざい」と読みますが、元々は中国の漢語でした。

物や人が存在する場所という意味があります。

それが日本に伝わり、「すること、行為、身分」といった意味が加わりました。

形容詞の「所在ない」の語幹に、接尾語である「げ」をつけて形容動詞にしたのが「所在なげ」になります。

「げ」には、「〇〇そうだ」とか「〇〇らしい」といった意味があります。


「所在なさげ」とは?

所在なさげも、することがなくて退屈な様子や手持ち無沙汰な様子のことをいいます。

所在ないから派生して生まれた言葉で、所在なげと意味は同じです。


「所在なげ」と「所在なさげ」の違い

所在なげも所在なさげも、することがなくて退屈な様子や手持ち無沙汰な様子を表す言葉です。

どちらも「所在ない」から派生した言葉で、意味に違いはありません。

本来は所在なげとするのが正しいですが、所在なさげという言い方も間違いではなくよく使われています。

どちらも正しい使い方です。

「所在なげ」の例文

・『所在なげにしていた彼女に私は思い切って話しかけてみた』
・『チームの結束力を高めるための親睦会だったが、異動してきたばかりの彼は所在なげにしていた』
・『彼女は所在なげにスマートフォンをいじっていた』

「所在なさげ」の例文

・『クラスの中で所在なさげにしている娘を見てちょっと心配になった』
・『彼は喫茶店の入り口に所在なさげに立っていた』
・『あそこで所在なさげに歩き回っているのは私の父だ』

まとめ

所在なげも所在なさげも、することがなくて退屈な様子や手持ち無沙汰な様子のことをいいます。

意味に違いはありません。

どちらかが間違っているというわけではなく、どちらも正しい使い方です。

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