この記事では、「火花」と「花火」の違いを分かりやすく説明していきます。
「火花」とは?
火花は、ひばなと読むべき言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、ほのおやかじといった意味を持っている火の文字に、はなとか、美しいものといった意味を有する花の文字を加える事で誕生した言葉となっています。
以上の事から火花は、細かく飛び散る火や、金属や石が激しくぶつかって瞬間的に放つ火といった意味を示すのです。
「火花」の言葉の使い方
火花は、金属等が激しくぶつかり合う事で生じる火といった意味の言葉として用いられています。
具体的には、火花が散る、という表現を良く見掛ける事が可能です。
「花火」とは?
花火は、はなびと読むのが正解な言葉となっています。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、はなの様に美しい等という意味の花の漢字に、ひや、かりょく等の意味がある火の漢字を付け足す事で成立した言葉です。
だからこそ花火は、火薬とか発色剤を混ぜて玉や筒に入れ、点火して破裂させる事でその色彩の美しさを楽しむものを表します。
「花火」の言葉の使い方
花火は、火薬等の粉末を筒や玉に込めて点火して破裂させる事で生じる、色彩の美しさを楽しむものといった意味に使われる言葉です。
この言葉を使った表現としては、打ち上げ花火や、花火大会、といった言葉があります。
「火花」と「花火」の違い
火花と花火の漢字表記を見れば、使われている漢字は同じ火と花であるものの、使われている順序が違う言葉同士であると気付く事が可能です。
しかも順序が違う事で、表現する意味にも違いが生まれています。
まず火花は、細かく飛び散る火や、金属等がぶつかり合う事で瞬間的に生じる火を示すのです。
一方の花火は、発色剤や火薬等を玉とか筒に入れた上で点火して破裂させ、生じる色彩を楽しむものを表します。
まとめ
2つの言葉は同じ漢字が使われているものの、使用する順序が真逆である上に、示す意味にも相違点を見出す事が出来るのです。
ちなみに火花は、石や金属が激しくぶつかる事で瞬間的に生まれる火という意味で、用いられる言葉となっています。
対する花火は、火薬等の粉を筒とか玉に詰め込んだ上で点火して破裂させ、そうして生じる色彩の綺麗さを眺めて楽しむものといった意味の言葉として使われているのです。