「火器」と「火気」の違いとは?分かりやすく解釈

「火器」と「火気」の違いとは?違い

この記事では、「火器」【かき】と「火気」【かき】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「火器」とは?意味

火を扱う火鉢を「火器」【かき】といいます。

炭に火をつけて入れる器であり、部屋を暖かくする効果をもたらす暖房機器のようなものです。

最近はあまり使われなくなりましたが、電気がなかった江戸時代では火鉢がよく使われていました。

ときおり火鉢棒でかき回して空気を送り込めば火が消えず、長時間使える優れものだったのです。


「火気」とは?意味

火の気という意味がある「火気」【かき】は、ガスをつけたときやライターから出る炎や熱気を意味します。

主に、火を使って調理したり、煙草に火をつけるといったときの火を意味している言葉です。

「火気厳禁」といったときは引火しやすいものがあるので、絶対にそこでライターやマッチなどは使わないようにと注意を促します。


「火器」と「火気」の違い

「火器」「火気」の違いを、分かりやすく解説します。

火鉢のような燃料を入れて、火で部屋を温めるための容器を「火器」といいます。

火薬を用いて弾丸を発射する大砲や銃といった武器を「火器」と呼ぶ場合もあるわけです。

もう一方の「火気」は、火の勢いを表すものであり、炎を出して調理したり、暖炉を暖めて部屋の温度を上げるという状況で使われています。

少しでもガスが漂っている所で「火気」を扱えば爆発の恐れがあるため、扱わないよう利用者に注意を促す場面でも使われている言葉です。

「火器」の例文

・『火薬を用いた火器を扱うときは、引火するものを近くに置かない』
・『家にも消火器を置いておけば、火事が起きても消火できて安心だ』

「火気」の例文

・『研究室では引火しやすい薬剤を扱っているので、火気に注意する』
・『シンナーを扱う部屋では煙草を吸うと爆発しやすいので注意する』

まとめ

どちらも使い方に注意すべきものですが、容器を表す言葉か、火そのものを指すのか自分なりに考えて、物によって使い分けてみるといいでしょう。

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