この記事では、「書く」と「書き下ろす」の違いを分かりやすく説明していきます。
「書く」とは?
書くとは、文字や符号などを記すことをいいます。
絵や図柄、模様の場合には、「書く」ではなく「描く」という漢字を使います。
また、書くには文字を記すという意味だけではなく、まとまった文章を作ることを指す場合もあります。
小説を書くとか、日記を書くといったりします。
「書き下ろす」とは?
書き下ろすとは、小説や論文、脚本などを新しく書くことをいいます。
出版業界やテレビドラマ、舞台、映画など芸能の分野で使われることが多い言葉です。
小説の場合には新聞や雑誌に掲載せずに直接本として出版することを指すこともあり、その作品のことを書き下ろしと呼んだりもします。
また、テレビドラマの脚本等では、原作が存在せずに脚本家がオリジナルのストーリーを書いたものを書き下ろしと呼んでいます。
「書く」と「書き下ろす」の違い
書くは文字や符号を記したり、文章を作ることです。
書き下ろすも文章を作ることを表していますが、小説や論文、脚本などの作品を新たに書くことを指しています。
小説を新聞や雑誌に掲載せずに本として出版することやテレビドラマで原作のないオリジナルストーリーの作品を作ることも書き下ろすと呼んでいます。
「書く」の例文
・『保育園では子どもの持ち物全てに名前を書く必要があります』
・『私の趣味は小説を書くことです』
・『電話の横にはメモを書くための紙とペンを置いています』
「書き下ろす」の例文
・『来週から始まるミステリードラマは脚本家が新たに書き下ろした渾身の作品です』
・『私の大好きな作家の書き下ろし長編が来月発売されることになっています』
まとめ
書くは文字や符号を記すことで、文章を作ることもいいます。
書き下ろすは小説や脚本、論文などを新たに書くことです。
新聞や雑誌に掲載せずに直接本として出版することや脚本家が原作のないオリジナルストーリーを書くことなども、書き下ろすと表現します。
