「心苦しい」と「苦しい」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「心苦しい」と「苦しい」の違いとは?違い

この記事では、「心苦しい」「苦しい」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「心苦しい」とは?

自分のために良かれと思ってやってくれた人に対し、きちんと恩返しができていないことを大変申し訳なく思う言葉が「心苦しい」【こころぐるしい】です。

改めてご挨拶に行きたいと思っていても、時間がなく行けないので心を痛めては苦しい気持ちになると伝えます。

とくに、大変お世話になった人に対して自分の都合で感謝の気持ちを伝えられない現状が辛い気持ちを表す言葉です。


「苦しい」とは?

息が出来ない状態であるとき「苦しい」【くるしい】といいます。

マスクが鼻に貼り付いてしまい、息がしっかり吸えないとき酸素不足になって苦しいと感じるのです。

このようなところから、周囲に問題行動を咎められたとき、逃げられない状況下で悶え、苦しむ様子を表します。

また、友人が同級生に虐められているのに助けられないとき、とても胸が痛み、つらい感情を伝えるのです。


「心苦しい」と「苦しい」の違い

「心苦しい」「苦しい」の違いを、分かりやすく解説します。

心が痛いと思うほどの苦しみを感じることを「心苦しい」といいます。

お世話になった人にしっかり感謝できずに相手が亡くなってしまったとき、後悔の念を強く感じては切ない気持ちになるのです。

主に、気が咎める出来事があったとき使われています。

もう一方の「苦しい」は、走ったとき普通に息ができない人はとても苦しいと感じるのです。

また、親しい人が金銭的に辛いのに救い出せない、勤めている会社が倒産しそうなのに何とかできない自分のもどかしさを表します。

「心苦しい」の例文

・『避難所に移動するのに飼い犬を置いていくのは心苦しい』
・『先方が忙しいのに、追加の仕事を依頼するのは心苦しい』

「苦しい」の例文

・『背中に大きな荷物を背負わされて、とても苦しい思いをした』
・『極貧の生活で苦しい生活する弟を思うと苦しい気持ちになる』

まとめ

「苦しい」を使った言葉ですが、どのような状況であれば心が痛むほど「苦しい」と伝えられるか、体力的に辛い状況で使うか勉強するといいでしょう。

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