この記事では、「ちんまり」と「こぢんまり」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ちんまり」とは?
「ちんまり」とは、「程よい大きさでまとまっている」さまや「小さくてちょうどよいサイズである」様子などを示す言葉です。
うまい具合にちょうどよくまとまっているなどという意味合いで使われており、「おとなしい」または「かわいい感じ」などというニュアンスでも使われている文言です。
「こぢんまり」とは?
「こぢんまり」とは、「サイズはそれほど大きくないものの程よくまとまっている」さまや「バランスよく整っている」様子などを示す言葉です。
多くの人が勘違いして覚えてしまっている「こじんまり」という誤表記に注意する必要がある表現で、「小規模」ないし「細やか」などという語と近い意味をもつ語句として使用されています。
「ちんまり」と「こぢんまり」の違い
「ちんまり」と「こぢんまり」の違いを、分かりやすく解説します。
「ちんまり」と「こぢんまり」は、どちらの言葉も「小さくまとまっている」などという意味合いで使われている言葉です。
漢字では「小ぢんまり」と表記する「こぢんまり」の「小」という文字は、「小さい」という意味以外にも「小汚い」または「小賢(こざか)しい」などという語でも使われているように「少しだけ」ないし「なんとなく」などというニュアンスでも用いられている語でもあります。
「ちんまり」の例文
・『輪になってちんまり座っている児童たちは愛くるしいですね』
・『彼のちんまりとした目鼻だちはとても賢そうに見えます』
「こぢんまり」の例文
・『こぢんまりとしていて清潔感あふれる素敵な住宅街ですね』
・『学生時代は駅前のこぢんまりしたカフェでアルバイトをしていました』
まとめ
「ちんまり」と「こぢんまり」は、いずれの語句も「小さくてちょうどよい」などという意味をもつ表現です。
ほぼ同様の意味合いで使われている文言ですが、微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際には上手に使い分ける必要があります。