この記事では、「ご機嫌麗しゅう」と「ご機嫌よう」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ご機嫌麗しゅう」とは?
別れ際、相手に対して1日を気分よく過ごして欲しいと願いを込めて伝えるのが「ご機嫌麗しゅう」【ごきげんうるわしゅう】です。
元気でいられるよう願いを込めて相手に伝える言葉であり、上流階級の女性が挨拶するときの言葉として日常的に使われています。
反対に、久々に再開した人に対して元気だったか聞くときも使われている言葉です。
「ご機嫌よう」とは?
日常的に女性が挨拶するとき使う丁寧な挨拶の言葉が「ご機嫌よう」【ごきげんよう】です。
久しぶりに再開した人へ「元気でしたか」との気持ちを込めて使ったり、別れ際には「元気にいてください」と祈りながら使います。
「快」の感情を込めている言葉でもあり、ここから気分のよしあしを伝える「機嫌」を強く伝えて相手の安否を確かめるために使うわけです。
「ご機嫌麗しゅう」と「ご機嫌よう」の違い
ここでは「ご機嫌麗しゅう」と「ご機嫌よう」の違いを、分かりやすく解説します。
丁寧な言葉の使い方で相手の健康を祈りつつ別れるとき「ご機嫌麗しゅう」といいます。
知り合いに対して別れるときに伝える言葉であり、相手へ無事元気に過ごして欲しいという気持ちを伝えるのです。
「麗しゅう」を使っているところが「ご機嫌よう」よりも晴れやかな気気持ちになってもらえるように気持ちを強く込めます。
もう一方の「ご機嫌よう」は、相手の健康状態を気にかけるため簡単に省略して伝えるところが違う点です。
「ご機嫌麗しゅう」の例文
・『ご機嫌麗しゅうございます。朝早くからお集まりいただき感謝します』
・『お久しぶりです。ご機嫌麗しゅうございますか』
「ご機嫌よう」の例文
・『今日はお会いできて嬉しかったです。また会える日までご機嫌よう』
・『用事があるので先に帰ります。皆さんご機嫌よう』
まとめ
相手と再会したり、別れるときに使われている挨拶の言葉ですが、より丁寧に気持ちを伝えたいとき選ぶかに注目して使い分けてみるといいでしょう。