この記事では、「病気」と「障害」の違いを分かりやすく説明していきます。
「病気」とは?
「病気」は「びょうき」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「生き物が、物理的・精神的に異常をきたし、苦痛や不快感が生じて、平常通りの生活ができなくなる状態」という意味です。
2つ目は転じて、「その人が持つ、どうしても治らない悪い癖や振る舞い」という意味です。
「病気」の言葉の使い方
「病気」は名詞・形容動詞として「病気だ・である」「病気する・した」「病気になる」「病気にかかる」「病気が出る」などと使われます。
「病」は「やまい」とも読み「わずらうこと」「悪いこと」「欠点」という意味、「気」は「空気」「精神・感情の働き」「何か特有のようす」という意味、「病気」で「精神的・身体的にわずらう様子」「欠点が出る様子」になります。
基本的に、精神的・身体的に、健康ではない状態に使われる言葉です。
「障害」とは?
「障害」は「しょうがい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「あることをするのに、邪魔となるものや状況」という意味です。
2つ目は「疲労やストレスなどにより、身体的・精神的な機能が十分に働かず、健康な活動に制限がかかること」という意味です。
3つ目は「運動会などでの障害競走の略」という意味です。
「障害」の言葉の使い方
「障害」は名詞として「障害がある・ない」「障害が出る」「胃腸障害」などと使われます。
「障」は「さわ(る)」とも読み「じゃまする」「隔てさえぎるもの」という意味、「害」は「そこなう」「傷つける」「こわす」「さまたげる」という意味、「障害」で「通常の状態をさえぎり、さまたげるもの」になります。
基本的に、本来の機能がうまく働かない状態に使われる言葉です。
「病気」と「障害」の違い
「病気」は「精神的・身体的にわずらう様子」「欠点が出る様子」です。
「障害」は「通常の状態をさえぎり、さまたげるもの」です。
まとめ
今回は「病気」と「障害」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。