この記事では、「無聊の慰め」と「無聊をかこつ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「無聊の慰め」とは?
「無聊の慰め」とは退屈や心配事で気が晴れない時に気を紛らわすことや、気を紛らわせるためにする行動です。
無聊が退屈なことという意味や心配事があって気が晴れないことという意味の言葉であり、慰めは心を楽しませることという意味で使われています。
心から楽しめてはいないけれど、退屈しのぎや心配事で頭が一杯になるのを防ぐ程度にはなるというような意味で使われる言葉です。
「無聊をかこつ」とは?
「無聊をかこつ」とは退屈や心配事で気が晴れないことを指します。
かこつは託つと書き、心が満たされず愚痴を言うことや嘆くという意味の言葉です。
無聊は先に説明した通り退屈や気が晴れないことであり、気が晴れないという意味で使われることもありますが、特に退屈すぎることについて嘆いたり愚痴をこぼす意味で使われます。
「無聊の慰め」と「無聊をかこつ」の違い
「無聊の慰め」と「無聊をかこつ」の違いを、分かりやすく解説します。
退屈で気が晴れない時に気を紛らわすことや気を紛らわせるためにすることが「無聊の慰め」で、退屈であったり気が晴れないこと自体が「無聊をかこつ」です。
「無聊の慰め」は気が晴れない時にする行動を指しますが、「無聊をかこつ」は気が晴れないという気持ちや心の状態を指します。
「無聊の慰め」の例文
・『無聊の慰めだった園芸が今ではライフワークになっている』
・『飼い犬の世話が無聊の慰めだ』
「無聊をかこつ」の例文
・『左遷されて以降ただただ無聊をかこつ日々だ』
・『無趣味な仕事人間では大型連休など無聊をかこつだけだ』
まとめ
「無聊の慰め」は気が晴れない時に気を紛らわせることであり、「無聊をかこつ」は退屈や気が晴れないこと自体を指します。
「無聊の慰め」は特に気が晴れない状態をなんとかしようとする意味が強く、「無聊をかこつ」は退屈であると愚痴や不満をこぼす意味が強い言葉です。