この記事では、「実効性」と「有効性」の違いを分かりやすく説明していきます。
「実効性」とは?
実効性は、じっこうせいと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、実際に現れる効果といった意味の実効の漢字に、せいしつや生まれ付きといった意味がある性の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ実効性は、確かな効果があると認められている事を表すのです。
「実効性」の言葉の使い方
実効性は、何らかの事柄に対して確実に効果があると認められいるという意味で使われる言葉となっています。
シンプルに、実効性があるや実効性がないといった表現で使用されるケースが少なくありません。
「有効性」とは?
有効性は、ゆうこうせいと読むべき言葉です。
文字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、ききめがあるや効力を持つといった意味を持っている有効の文字に、本来のせいしつやしょうぶんといった意味を有する性の文字を加える事で完成した言葉となっています。
以上の事から有効性は、効き目がある可能性を持っている事を示すのです。
「有効性」の言葉の使い方
有効性は、効果が得られる可能性を秘めているといった意味の言葉として用いられています。
そのため、有効性が認められるや有効性がある、有効性がないといった使い方を見掛ける事が可能です。
「実効性」と「有効性」の違い
実効性と有効性の漢字表記を比べれば、即座に最初の漢字が、実と有という違いがある事に気付く事が出来ます。
所がその後に続くのは共に、効性と同じ漢字であるため、混同する恐れは十分にある言葉同士と言えます。
ただし実効性は、既に効果が認められている、という意味を表すのです。
一方の有効性は、効果がある可能性を秘めているといった意味を示します。
まとめ
2つの言葉は、3文字中2文字の漢字が同じでかなり似通っていますが、最初の漢字が違う事で、表現する意味合いに相違点を見出す事が可能です。
ちなみに実効性は、効果がある事が認められている、という意味の言葉として使われています。
対する有効性は、効果が得られるという可能性が秘められている、といった意味の言葉として用いられているのです。