「鬼が笑う」と「一寸先は闇」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「鬼が笑う」と「一寸先は闇」の違いとは?違い

この記事では、「鬼が笑う」「一寸先は闇」の違いを分かりやすく説明していきます。

「鬼が笑う」とは?

鬼が笑うとは、予測がつかないことや実現する可能性が低いことなどをからかう言葉です。

明日何が起こるか分からないのに、もっと先のことなんてあれこれ言っても仕方がなく、鬼でさえおかしくて笑うという意味になります。

この場合の「笑う」には、「あざ笑う」といった意味が含まれています。

めったなことを言うものではないという意味でも使われています。


「一寸先は闇」とは?

一寸先は闇とは、将来のことはほんの少し先のことでも全く分からないという意味のことわざです。

電気が発達していなかった昔は、夜になるとほんの少し先も見えないほどの暗闇広がっていました。

寸は長さの単位ですが、一寸というとわずかなことをたとえています。

予想できない不幸について使われることが多い表現です。


「鬼が笑う」と「一寸先は闇」の違い

鬼が笑うにも一寸先は闇にも、将来のことは分からないという意味があります。

鬼が笑うはそんなに先のことを言っても仕方ないという意味で、からかう場合に使用します。

一寸先は闇には、からかうようなニュアンスはありません。

一寸先は闇は、ネガティブな事柄に対して使われる表現です。

「鬼が笑う」の例文

・『まだ若いのに老後のことばかり考えているなんて鬼が笑うというものだ』
・『相手もいないのに理想の結婚式について熱く語るなんて鬼が笑うよ』

「一寸先は闇」の例文

・『彼は大企業に入社して順風満帆の人生に思えたのにまさか倒産するなんて一寸先は闇だ』
・『結婚して子どもにも恵まれ幸せそうだったのに急に亡くなるなんて一寸先は闇というものだ』

まとめ

鬼が笑うも一寸先は闇も、将来のことは分からないという意味の言葉です。

鬼が笑うには先のことばかり言っても仕方がないというからかうようなニュアンスがありますが、一寸先は闇にはそういったニュアンスはありません。

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