この記事では、「緩慢」と「不精」の違いを分かりやすく説明していきます。
「緩慢」とは?
「緩慢」は「かんまん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「動きがゆったりしてのろいこと」という意味です。
2つ目は「ものごとの処理のしかたが手ぬるく不十分なこと」という意味です。
「緩慢」の言葉の使い方
「緩慢」は名詞・形容動詞として「緩慢だ・である」「緩慢な動作」などと使われます。
「緩」は「ゆる(い)」とも読み「ゆとりがある」「ゆったりとしている」「ゆるくする」という意味、「慢」は「心がゆるんで締まりがない」「速度や進行がだらだらと遅い」という意味、「緩慢」で「速度や進行がゆったりして遅いこと」「心が緩んで締まりがない仕事をすること」になります。
「不精」とは?
「不精」はぶしょう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「からだを動かして何かするのを面倒くさがること」という意味です。
2つ目は、「身だしなみに全く構わない様子」という意味です。
「不精」の言葉の使い方
「不精」は「無精」とも書き、名詞・形容動詞として「不精だ・である」「不精な性格」「出不精」などと使われます。
「不」は「〜しない」「〜でない」と否定を表す語、「精」は「玄米を白くする」から転じて「不純物を取り去り良質なものにする」「念入りでこまかい」という意味、「不精」で「念入りで細かくないこと」、転じて「ものぐさなこと」「身だしなみに気を遣わない様子」になります。
「緩慢」と「不精」の違い
「緩慢」は「速度や進行がゆったりして遅いこと」「心が緩んで締まりがない仕事をすること」です。
「不精」は「念入りで細かくないこと」、転じて「動くことを面倒くさがること」「身だしなみに気をつかわない様子」です。
まとめ
今回は「緩慢」と「不精」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。
