「及びに」と「並びに」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「及びに」と「並びに」の違いとは?違い

この記事では、「及びに」「並びに」の違いを分かりやすく説明していきます。

「及びに」とは?

「及びに」とは、同じぐらいの程度である複数の事柄を並べて、それら全体を指し示す際に使われる言葉で、「すいか及びにリンゴ」などという使い方をする文言です。

簡単に言えば「及びに」「と」に置き換えることができる言い回しで、先述した語句は「すいかとリンゴの両方」などという意味合いで用いられています。


「並びに」とは?

「並びに」とは、関係性の薄い前後2つの事柄をつなぐ際に使われる言葉で、「氏名並びに電話番号」などという使い方をする言い回しです。

並べて述べる事柄はそれぞれにあまり共通点がなかったり、違いが大きいものに限っており、また各々が同等程度の関係であることが条件となっています。


「及びに」と「並びに」の違い

「及びに」「並びに」の違いを、分かりやすく解説します。

「及びに」「並びに」は、どちらの語句も前と後の事柄をつなぐ場合に使われる言葉です。

それぞれ「加えて」ないし「また」などという意味合いで用いられており、両者は似たような意味合いで使用されています。

あえて違いを挙げるならば、「及びに」はかしこまった堅苦しい表現で使われ、一方「並びに」はどちらかというと口語的な使い方をする文言として日常会話などでも登場する表現として知られています。

「及びに」の例文

・『ランチタイムはご飯及びにパンが食べ放題です』
・『現代文及びに英語は必修科目となっております』

「並びに」の例文

・『生徒諸君並びに父兄の皆さま、ご起立ください』
・『歌手並びに画家としても活躍するアーティスト』

まとめ

「及びに」「並びに」は、いずれも「AとB」ないし「CまたはD」などという意味合いで使われるとても似たような言葉です。

異なる文章間でそれぞれの語句を入れ替えてもほとんど違和感のない文章や表現として使うことができる表現になりますが、受ける印象は少々異なりますのでうまく使い分けるようにしましょう。

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