この記事では、「ボルト」と「ネジ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ボルト」とは?
「ボルト」とは、後述する「ネジ」の一種で、「ネジ」の中でも比較的大きめで「ナット」と組み合わせて使うものを指します。
「ボルト」は基本的に「ナット」の穴に差し込んで締めつけて使う部品で、「ボルト」は「雄ネジ(おねじ)」、「ナット」はボルトに対する「雌ネジ(めねじ)」にあたります。
一般に、軸の先はとがっておらず頭の形状は六角形や四角形、直径は8㎜以上と大きめなものが「ボルト」と呼ばれています。
「ボルト」と「ナット」でものを挟んで締めることにより、もの同士を固定させることが可能です。
「ネジ」とは?
「ネジ」は、細い棒状の円筒形をした、もの同士を締結させるための部品です。
漢字では「螺子」などと表記します。
「ネジ」はネジを固定するための頭(頭部)、らせん状の溝がある軸、軸の先(先端部)で構成され、「ネジ」を回転させることで、固定させたい物に食い込んでもの同士をつなぎ留めたり、物を挟んで固定したりすることができます。
また、締めた「ネジ」を緩めれば、結合させたもの同士を簡単に分解することが可能です。
「ネジ」は、軸の外側に溝がある「雄ネジ(おねじ)」を、穴が開いていて溝のある「雌ネジ(めねじ)」を組み合わせて使うのが一般的です。
「雄ネジ」を「雌ネジ」に差し込んで締めた時、溝にある互いのねじ山がぴったり組み合わさることで、もの同士がしっかりと締結します。
「ネジ」の大きさ、雄ネジの頭、先の形状にはさまざまな種類があり、用途によって使い分けられています。
「ボルト」と「ネジ」の違い
「ボルト」と「ネジ」の違いを、分かりやすく解説します。
まず「ネジ」について説明すると、「ネジ」はもの同士を締結させる時に使われる部品全般を指します。
そして「ネジ」には細い棒状の円筒形をした軸にらせん状の溝が付いた「雄ネジ」と、「雄ネジ」と組み合わせて物を固定させる「雌ネジ」があります。
「雄ネジ」のうち、直径が大きめで軸の先がとがっておらず、「雌ネジ」にあたる「ナット」と組み合わせて使うものを「ボルト」といいます。
つまり、「ネジ」にはさまざまな種類があり、その一種が「ボルト」にあたるということです。
まとめ
「ボルト」は「ネジ」の一種なので、広く見れば「ボルト」も「ネジ」と同じもの、ということになります。
「ネジ」のうち、「ナット」と組み合わせて使うものが「ボルト」と呼ばれています。