「スピリチュアル」と「宗教」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「スピリチュアル」と「宗教」の違いとは?違い

この記事では、「スピリチュアル」「宗教」の違いを分かりやすく説明していきます。

「スピリチュアル」とは?

「スピリチュアル」とは、「霊的である」という意味をもつラテン語の「spiritus(スピリタス)」を由来とする言葉で、「精神的な」または「霊魂に関する」などというニュアンスで使われている文言です。

日本語で使われる場合の「スピリチュアル」は、霊や宗教以外にも、占いや心理学、あるいはヒーリングやオカルト、パワースポットなどが含まれています。


「宗教」とは?

「宗教」とは、「神仏の教えを信じて取り組んでいく行い」あるいは「神や仏などの超自然的な存在に対して信仰する」様子などを表す言葉です。

人類の誕生とともに生まれたと言っても過言ではない宗教は、人間や自然の力などを超えた特別な存在に対する信仰を主とした思想体系や観念体系を指しています。


「スピリチュアル」と「宗教」の違い

「スピリチュアル」「宗教」の違いを、分かりやすく解説します。

「スピリチュアル」「宗教」は、それぞれ「自分以外の存在を崇める」という意味では似たような語句ですが、それぞれの実態はまったく異なっています。

絶対的な信仰対象をもつ「宗教」と、すべては自分の内側にあるという考え方の「スピリチュアル」では、根本的な思想がまったく逆になっており、またその信仰に相応しくない振る舞いや態度などに対して罰や報いなどがある前者と、ペナルティなどがまったくない後者では信者たちの姿勢や思いなどにも大きな差がでてきて当然と言えるでしょう。

「スピリチュアル」の例文

・『富士山はスピリチュアルとの親和性が高いパワースポットとして知られています』
・『彼女はスピリチュアルな雰囲気がある占い師ですね』

「宗教」の例文

・『宗教上の理由でぶた肉を食べることはできません』
・『世界にはさまざまな宗教が存在しています』

まとめ

「スピリチュアル」「宗教」は、いずれも霊的なカテゴリーに属する概念や言葉ですが、その中身や内容などは似て非なるものになります。

歴史や重みなどが異なる双方の語句を使用する際には、それぞれの意味をしっかり理解した上で上手に使いこなしましょう。

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