最近は、さまざまなところで自分の意見を述べることが多くなっているので、そのようなことには慣れている人が増えていますが、「簡潔に言う」ということに関しては別のスキルが必要になります。
それでは、この「簡潔に言うと」とはどういう意味でしょうか。
また、「端的に言うと」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「簡潔に言うと」と「端的に言うと」の違いを分かりやすく説明していきます。
「簡潔に言うと」とは?
「簡潔に言うと」とは、文字通り、本来長くてややこしいものの中から重要な部分を取り出して短くまとめたもののことを表す言葉です。
「端的に言うと」とは?
「端的に言うと」とは、本来は長く冗長なことの一部を取り出して説明するようなことを表す言葉です。
「簡潔に言うと」と「端的に言うと」の違い
「簡潔に言うと」と「端的に言うと」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、本来は長い事柄を短くま止めて伝えることを表すという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、「簡単に説明する」ということが「簡潔に言うと」であり、「一部を取り出して説明する」と言うことが「端的に言うと」と言うことになります。
したがって、この2つの違いはどこにフォーカスするかと言うことになります。
その意味では「簡潔に言うと」では、いかにわかりやすくするかにフォーカスが当たっているのに対して、「端的に言うと」の場合は、いかに不要なものを捨てるかにフォーカスしているということです。
「簡潔に言うと」の例文
・『簡潔に言うと、ひとことですみます』
・『簡潔に言うと、ありがたがられます』
「端的に言うと」の例文
・『端的に言うと、間違っています』
・『端的に言うと、嫌われます』
まとめ
この記事では、「簡潔に言うと」と「端的に言うと」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。