物事や芸術作品に対して深く心が動かされることを表す言葉には「感嘆」や「感動」があります。
この記事では、「感嘆」と「感動」の違いを分かりやすく説明していきます。
「感嘆」とは?
「感嘆」とは物事や行為に感心して褒めることを表す言葉です。
「感嘆」はこれ以外にもため息を漏らすことや声を漏らすこと、悲しむ時にも使うことが可能です。
この言葉に使われている「嘆」は「嘆く(なげく)」と読み、こちらは悲しむことや称えることを表す時に使います。
「感嘆」は感動のあまり声が出てしまう状態や、質が高すぎることでため息が出る状態を表す時に使います。
「感動」とは?
「感動」とは物事や行為に対して深く感じることや、心を動かされることを表す言葉です。
「感動」は様々な物事や行為によってもたらされるものであり、これによって笑顔になる人もいれば涙を流す人も存在します。
「感動」はドラマやアニメ、映画などで感じる人も多く、これを狙ったものは「感動作」と呼ばれています。
「感動」は1人でも大勢でもすることが可能であり、作品の評価基準としても使うことが可能です。
「感嘆」と「感動」の違い
この2つはどちらも物事や行為に深く心が動かされた時の気持ちを表す時に使います。
「感嘆」は感心した後に褒める行為がセットになっていますが、「感動」は心情の変化のみを表します。
「感嘆」の例文
・『彼の作品にとても感嘆しましたので、早速感想をブログで書きました』
・『その遺跡を見た時は思わず感嘆しました』
「感動」の例文
・『感動スペクタクル映画という宣伝が気になったので見てきましたが、予想外展開もあり最高に面白かったです』
・『動物の生態を描いた感動ものにはとても弱いので、毎回涙を流しそうになります』
まとめ
「感嘆」や「感動」は物事や行為に対して深く心が動かされたことを表す言葉であり、様々な場面で使うことが可能です。
「感嘆」はあまりにも凄いのでため息が出るという心情を表す時にも使います。