日常生活で頻繁に使われる表現の中に、仮定の表現があります。
ある状況を仮定するとどうなるかということをシミュレーションするような時に「もし」という言葉を使って組み立てます。
それでは、この「もし」とはどういう意味でしょうか。
また、「もしかしたら」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「もし」と「もしかしたら」の違いを分かりやすく説明していきます。
「もし」とは?
「もし」とは、仮定を表す接続語の一つで、続く文章が起こったら、どうなるかということを記述するために使用されます。
「もし」とは、「若し」という漢字が使われることもあり、古語で「仮に」や「万が一」という意味で使われていました。
多くの場合はそのことが起こる確率が高くない時に特に用いられます。
「もしかしたら」とは?
「もしかしたら」とは、仮定を表す接続語として使われる表現の一つで、何かが起きた時のことを心配したり、期待したりする気持ちを伝えるものです。
ここで使われている「かしたら」とは「であったとしたら」の形が変わったもので、「仮定したなら」という意味を持ちます。
「もし」と「もしかしたら」の違い
「もし」と「もしかしたら」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、「もし」という言葉が含まれていて、意味も同じように思えますが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、仮定を交えて2つの文章を繋げるのが「もし」であり、1つの文章だけで終わるのが「もしかしたら」ということになります。
したがって、「もしかしたら」の2つ目の文章をあえてつけるとするなら、「どうしよう」となります。
「もし」の例文
・『もし、雨が降ったら置いてある傘を使ってください』
・『もし、万が一熱中症になると困るので、こまめに水分補給してください』
「もしかしたら」の例文
・『もしかしたら、電車が遅れているかもしれません』
・『もしかしたら、一番先に到着することになるかもしれません』
まとめ
この記事では、「もし」と「もしかしたら」の違いを、解説してきました。
ここまで説明してきた内容を何かの時に思い出していただき、今後の円滑なコミュニケーションに生かしていただければ幸いです。