この記事では、「もずく」と「昆布」の違いを分かりやすく説明していきます。
「もずく」とは?
もずくは、水雲や海蘊という風に漢字表記もされる言葉です。
そんなもずくは、他の海藻類にくっついて育つ、藻に付くが転じてこの名前で呼ばれる様になった言われています。
以上の事からもずくは、シオミドロ目ナガマツモ科に属している褐藻の1種に対する、呼び名となっているのです。
茶色で柔らかく、糸状でぬるぬるしているのが特徴的な、海藻となっています。
「昆布」とは?
昆布は、こんぶと読むのが正解な言葉です。
呼び名の由来は諸説あるものの、アイヌ語でこんぷといった呼び方がされていた物が、中国に渡り、それが日本に逆輸入された事で、この昆布という呼び方がされる様になったと言われています。
故に昆布は、コンブ科コンブ属に分類される褐藻の総称を表す言葉です。
根や茎、葉という形で外見上は分類されており、長さ数十メートルに達する物もありますが、長細い形状で食用の葉が、昆布と呼ばれる事が多くなっています。
「もずく」と「昆布」の違い
もずくと昆布の文字表記を並べて見比べを実行すると、使用している文字も読み方も全然違う言葉同士であると即座に気付けるものです。
所がどちらも海藻の呼び名で、褐藻の種を表現する言葉となっています。
とはいえ特徴に違いがあり、もずくは、シオミドロ目ナガマツモ科に属しており、茶色で細長く、ぬめぬめとした海藻を示すのです。
もう一方の昆布は、オクロ植物褐藻綱コンブ目コンブ科に分類され、根や茎、葉に区別され、長さ数十メートルにも達する事がある海藻を表します。
まとめ
もずくと昆布は共通する文字もなく、読み方も特に似てはいません。
ですがどちらも海藻類の種を表現する言葉ですが、見た目等の特徴には大きな違いがあります。
ちなみにもずくは、茶色で柔らかく、糸状でぬめりとしているのが特徴的な海藻類を指し示す言葉です。
対する昆布は、葉や根、茎といった形で区別可能で、数十メートルという長さにまで成長する海藻類に対して、用いられる言葉となっています。