「お渡しに参ります」と「お届けに伺います」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「お渡しに参ります」と「お届けに伺います」の違いとは?違い

例えば、すぐにだれかに渡さなければならないものがあって、相手の状況を確認するときなどに「これからお渡しに参りますがいかがでしょうか」のように聞く事があります。

それでは、この「お渡しに参ります」とはどういう意味でしょうか。

また、「お届けに伺います」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「お渡しに参ります」「お届けに伺います」の違いを分かりやすく説明していきます。

「お渡しに参ります」とは?

「お渡しに参ります」とは、文字通り、誰かのところに何かを持って行くということを表す言葉です。

多くの敬語表現が含まれているので、この形で目上の人に対して使用する事ができるものです。


「お届けに伺います」とは?

「お届けに伺います」とは、文字通り、誰かのところに何かを届けに行くということを指す言葉です。

多くの敬語表現が含まれているので、この形で目上の人に対して使用する事ができるものです。


「お渡しに参ります」と「お届けに伺います」の違い

「お渡しに参ります」「お届けに伺います」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つは、意味としても使われるシチュエーションとしてもおなじように思われますが、どこが違うのでしょうか。

この2つの違いを最も簡単に説明するなら、行く場所が話している相手がいる場所であるのが「お届けに伺います」であり、そうでない第三者のいる場所にも使えるのが「お渡しに参ります」ということになります。

これは最近になって謙譲語が2つに区別されるようになったことで明確になったものです。

この規則を謙譲語Iと謙譲語IIと呼び、特に「参ります」のように相手を直接敬う場合以外にも使える言葉を謙譲語IIとして分離しました。

「お渡しに参ります」の例文

・『これから、品物をお渡しに参ります』
・『これから弊社の社長宅に参りますので、その後にさせてください』

「お届けに伺います」の例文

・『これから、品物をお届けに伺います』
・『これから伺いますので、その後にお話しさせてください』

まとめ

この記事では、「お渡しに参ります」「お届けに伺います」の違いを、解説してきました。

序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。

この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。

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