考えてみれば、「手」という言葉にはさまざまな意味があることに気が付きます。
全ては元々「hand」の意味の派生として成り立っていると思われますが、「手のものか」や「この文字はあの人の手によるものだ」のような表現もあり、また「右手」というのは場合によっては「right hand」ではないこともあります。
それでは、この「右手」とはどういう意味でしょうか。
また、「右側」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「右手」と「右側」の違いを分かりやすく説明していきます。
「右手」とは?
「右手」とは、いうまでもなく、「右の手」を意味する言葉ですが、ここで取り上げるのはダイレクトな意味ではなく、「トイレはその先右手にあります」で使われている「右手」です。
これは簡単に言えば「右側」のことを表しています。
この意味で使う場合には「右手側」という場合もあります。
「右側」とは?
「右側」とは、いうまでもなく、「右の方向」を意味する言葉です。
一般的にはお箸を持つ方角と言われますが、サウスポーの人は違いますし、鏡の中も違います。
そもそも、どちらが「右側」かということを知らない人に説明することは不可能であると言われています。
「右手」と「右側」の違い
「右手」と「右側」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、「右の方向」という意味で使われる言葉であるという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、「右手」は話している人のごく近い範囲にしか使われませんが、「右側」は、どのような場所のことであっても使用できます。
例えば、「トイレはそこの右手です」とは言いますが「明治神宮は原宿駅の右手です」とはあまり言いません。
「右手」の例文
・『そちらの右手に見えるのが鎌倉の大仏です』
・『右手にあるのが募金箱です』
「右側」の例文
・『向かって右側は女雛、左側が男雛です』
・『アメリカでは道路の右側を自動車が走ります』
まとめ
この記事では、「右手」と「右側」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。