この記事では、「烏龍茶」と「紅茶」の違いを分かりやすく説明します。
烏龍茶とは?
烏龍茶とは中国が発祥のお茶で、半発酵茶に分類されます。
茶葉を発酵する途中で加熱し、発酵を止めたお茶になります。
中国茶には緑茶・白茶・青茶・黄茶・黒茶・紅茶といった種類がありますが、烏龍茶は青茶の一種です。
烏龍茶という名前は、茶葉が鳥の羽のように黒褐色をしていて龍のように曲がっていることから名づけられたとされます。
烏龍茶を淹れる際には、80℃以上の高温が適しています。
カテキンや烏龍茶特有のポリフェノールが含まれており、脂肪の吸収を抑えたり脂肪分解を促進する働きがあります。
そのためダイエット等でも飲まれています。
紅茶とは?
紅茶も中国が発祥のお茶で、茶葉を完全に発酵させて作ります。
発酵する過程で緑色の茶葉は、褐色へと変化します。
中国からイギリスに伝わったことで、ヨーロッパを中心に世界中で飲まれるようになりました。
現在はインドやスリランカなどが主な産地で、紅茶には沢山の種類があります。
例えばダージリンは、インド北部のダージリン地方で栽培されている紅茶です。
アールグレイはイギリスで人気の高い紅茶で、ブレンドした茶葉にベルガモットの香りをつけたものをいいます。
烏龍茶と紅茶の違い
烏龍茶も紅茶もカメリア・シネンシスという茶葉から作られるお茶です。
烏龍茶と紅茶の違いは製造方法にあります。
途中で発酵を止める半発酵茶が烏龍茶です。
それに対して紅茶は、完全に発酵させて作るお茶になります。
また、どちらも中国発祥のお茶ですが、烏龍茶は中国を中心に飲まれていて紅茶はイギリスを始めとするヨーロッパを中心によく飲まれています。
それから烏龍茶はそのまま飲むことが多いですが、紅茶は砂糖やミルクなどを入れて飲むことが多いです。
まとめ
烏龍茶と紅茶の違いは製造方法にあります。
半分だけ発酵させるのが烏龍茶で、完全に発酵させるのが紅茶です。