「おかげさまで」と「ありがたいことに」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「おかげさまで」と「ありがたいことに」の違いとは?違い

この記事では、「おかげさまで」「ありがたいことに」の違いを分かりやすく説明していきます。

「おかげさまで」とは?

「おかげさまで」とは、「他人から受けた親切や助けなどに対して感謝の気持ちを示す」さまや「お世話になった人に向けてありがたがる」様子などを示す言葉です。

漢字では「御蔭様で」と表記されており、ビジネスシーンにおいては相手に直接的にお世話になっていない場合でも使われている定型的な挨拶表現として用いられている文言です。


「ありがたいことに」とは?

「ありがたいことに」とは、「こちら側には嬉しいことに」あるいは「都合がよくて」などという意味合いで使われている言い回しです。

元々は「あることがむずかしい」などという意味合いで使われていた語句で漢字では「有難いことに」と表記されており、「幸いなことに」または「おあつらえ向けに」などという語句と似たようなニュアンスで使用されています。


「おかげさまで」と「ありがたいことに」の違い

「おかげさまで」「ありがたいことに」は、どちらも「相手の心づかいによって」などという意味合いで使われている似たような言い回しです。

「おかげさまで助かりました」および「ありがたいことに助かりました」などという同様の使い方ができる表現で、あえて違いをあげるなら「神仏からのご加護」を意味する「おかげさま」の方が「ありがたいことに」よりもさらに相手を敬っている表現という点があげられるでしょう。

「おかげさまで」の例文

・『おかげさまで娘が第一志望校に合格することができました』
・『おかげさまで無事に退院するできました』

「ありがたいことに」の例文

・『ありがたいことにご協力をいただくことができました』
・『ありがたいことに稀に見る快晴に恵まれました』

まとめ

「おかげさまで」「ありがたいことに」は、いずれの言葉も相手に感謝を示す表現として用いられています。

使用する際にはそれぞれの語句がもっている微妙なニュアンスの違いに注意をしながら上手に使い分けるようにしましょう。

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