「カーニバル」と「サンバ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「カーニバル」と「サンバ」の違いとは?違い

この記事では、「カーニバル」「サンバ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「カーニバル」とは?

カーニバルとは、カトリックを信仰する地域で催される民族的な祭りのことをいいます。

四旬節の前に3日から1週間にわたって行われます。

四旬節は復活祭の40日前から始まるもので、復活祭の前日まで続きます。

四旬節の期間中は肉食を絶つ習慣があり、その前に肉を沢山食べて遊ぼうという意味合いがあります。

肉を絶つという意味のcarnem levare(カルネム・レヴァーレ)が語源とされ、日本語では謝肉祭ということもあります。

カーニバルでは冬の間の悪霊を追い払って春の豊作や幸福を祈願し、仮装行列やパレードも行われます。

また、陽気なお祭り騒ぎのことをカーニバルと呼んだりもします。


「サンバ」とは?

サンバとはブラジルを代表する舞踊音楽で、19世紀の終わりごろに生まれたといわれています。

アフリカ系住民の民族舞踊がルーツとされ、リオデジャネイロで様々な音楽と融合しサンバという音楽ジャンルが確立しました。

サンバは社交ダンスとしても広まっています。

サンバのリズムは4分の2拍子で、リオデジャネイロのカーニバルで踊られるものが有名です。

また、アルゼンチンにもサンバという音楽がありますが、ブラジルのサンバとは全く異なる音楽です。

アルゼンチンのサンバは、8分の6拍子の民族舞曲になります。


「カーニバル」と「サンバ」の違い

カーニバルはカトリックの民族的なお祭りで、サンバはブラジルを代表する舞踊音楽です。

ブラジルのリオデジャネイロで開催されるカーニバルでは、サンバを踊ります。

カーニバルは世界各地で開催されていて、サンバを踊らないカーニバルもあります。

日本ではカーニバルを単なるお祭りという意味で使っていたりもします。

まとめ

カーニバルはカトリックを信仰する地域の民族的なお祭りで、サンバはブラジルの舞踊音楽です。

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