この記事では、「のっぴきならない」と「どうにもならない」の違いを分かりやすく説明していきます。
「のっぴきならない」とは?
追い詰められて身動きがとれないという意味の言葉です。
のっぴきは「退き引き(のきひき)」から転じた言葉で、避けることや退くことを表しています。
その状況からのっぴきならないは、どうしようもないとか、やむを得ないといった意味で使われるようになりました。
自分の力ではどうしようもないことをいいます。
「どうにもならない」とは?
どうにもならないは、仕方のないことや仕様のないことをいいます。
何か困った状況に直面していて、それを解決するための手段や方法が見つからない場合などに使用します。
どうすることもできないとか、努力してもできないといった意味でも使われます。
「のっぴきならない」と「どうにもならない」の違い
のっぴきならないもどうにもならないも、自分の力ではどうしようもない状況を表す言葉です。
意味に大きな違いはありません。
日常の会話では、のっぴきならないよりもどうにもならないという方が多いです。
「のっぴきならない」の例文
・『今日の会議はとても重要なものだったが彼はのっぴきならない事情で欠席した』
・『こんなのっぴきならない状況に追い込まれていたとは知らなかった』
・『大臣は度重なる失言によりのっぴきならない立場に追い込まれている』
「どうにもならない」の例文
・『明日までに間に合わせたかったけれど今からじゃどうにもならない』
・『素人の私たちではどうにもならないので専門家を頼るべきだ』
・『終わったことをくどくどいってもどうにもならないだろう』
まとめ
のっぴきならないもどうにもならないも、自分の力ではどうしようもない状況を表しています。
その意味に大きな違いはありません。
のっぴきならないとどうにもならないでは、どうにもならないという方がよく使われています。