スマホがこれだけポピュラーになると、以前は散々準備して写していた写真が簡単に撮れるようになります。
したがって、現在は一億総写真家時代と言っても良いかもしれません。
それでは、この「写す」とはどういう意味でしょうか。
また、「撮る」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「写す」と「撮る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「写す」とは?
「写す」とは、いうまでもなく、写真を撮影するという意味で使われる言葉です。
他にもコピーという意味の「写す」や、デッサンで風景を「写す」という言い方もできます。
「写」という文字には「お手本と全く同じように書く」という意味があるため、もともとは「目の前に見えているものをそのまま写す」というニュアンスがあります。
「撮る」とは?
「撮る」とは、いうまでもなく、写真を撮影するというみで使われる言葉です。
「撮」という文字には、見れば想像できるように「指先でつまんだ砂を別のところに動かす」という意味がありますが、そこから派生して同じものを写しとるという意味でも使われるようになったと言われています。
「写す」と「撮る」の違い
「写す」と「撮る」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、写真を撮影するという意味で使われるという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、「写す」には元のままでコピーするというニュアンスがあり、「撮る」には、指で簡単に写しとるというニュアンスがあるということです。
しかし、実際には「写真」に関してはほぼ同じ意味で使われるので、特に違いを意識する必要はないでしょう。
「写す」の例文
・『昔は写真を写すことはかなり特別なことでした』
・『写真を写す前に服装を整えさせてください』
「撮る」の例文
・『昔は、写真を撮ることは魂を取られることだと思われていました』
・『写真を撮るのは今では極めて簡単になっています』
まとめ
この記事では、「写す」と「撮る」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。
