「上回る」と「超える」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「上回る」と「超える」の違いとは?違い

この記事では、「上回る」「超える」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「上回る」とは?

決められている量や数よりも多くなった状態を「上回る」【うわまわる】といいます。

例えば、容器の中には100個しか球が入れられないのに、1個でも多くなれば入れすぎた状態であると分かるのです。

また、「予想をはるかに上回る」といえば、自分が考えていたよりも驚くほどかなり数が多い結果になった状況であると伝えられます。


「超える」とは?

予想していた数量や数値を過ぎて、超す状態になるのが「超える」【こえる】です。

「安全基準となる数値を超えた」と使うように、何がどの程度を過ぎて悪い結果となったか具体的に表せます。

また、「今のままでは限界を超えてしまう」ならもう受け入れられる余裕がないため、大変な状態であると伝えられる言葉です。

反対に、「目標額を超える」といえば寄付金額が多く集まった事実を伝えられます。


「上回る」と「超える」の違い

ここでは「上回る」「超える」の違いを、分かりやすく解説します。

決められた数値が大きくなった状態を「上回る」といいます。

予想していた程度よりも上の状態になったとき、「予想に反して結果が上回る」といい、あまり良い状態ではないので改善が必要です。

ただ、観客人数が予想していたよりも多かったときは収入も増えるため、良い誤算として受け止められます。

もう一方の「超える」は数値や数量が思っていたよりも上になった状態を表すとき使う言葉です。

「上回る」の例文

・『捻出できる金額よりもはるかに価格が上回る』
・『国民の予想を上回る移民が隣国から流れてきた』

「超える」の例文

・『このままいくと人口は100億人を超えると予測される』
・『道路の制限速度を30キロも超えるスピードを出していた』

まとめ

とても使い方が似ている言葉ではありますが、意味に違いがありますので、どのような物がどうなるかに目を向けて使い分けてみるといいでしょう。

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