新製品の発表会などで、その製品のジャンルを得意とするインフルエンサーにレビューのお願いをすることも多くなっていますが、その依頼を出してもなかなか返事が来ないようにな時に、それをチェックしている人に「何か進展がありましたら教えてください」のように言っておくことがあります。
それでは、この「進展がありましたら」とはどういう意味でしょうか。
また、「進捗がありましたら」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「進展がありましたら」と「進捗がありましたら」の違いを分かりやすく説明していきます。
「進展がありましたら」とは?
「進展がありましたら」とは、文字通り「進展」があったらということを敬語にしたものです。
この時の「進展」とは、「進んだ展開」という意味で、今までと違うような展開があった場合という意味で使われます。
敬語表現を含んでいるので、目上の人に対して使うものです。
「進捗がありましたら」とは?
「進捗がありましたら」とは、文字通り「進捗」があったらということを敬語にしたものです。
この時の「進捗」は「状態が進んだら」という意味で使われ、多くの場合は願っている方向に進んだらというニュアンスで使われます。
もともとは「進捗」とは「進み具合」という意味なので、「進捗がある」とは「進捗に変化がある」と同義語になります。
「進展がありましたら」と「進捗がありましたら」の違い
「進展がありましたら」と「進捗がありましたら」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、「今までの状態から進行したら」という部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、今までと違う状態になったらという意味なのが「進展がありましたら」であり、「今までの状態から良い方に動いたら」という意味なのが「進捗がありましたら」ということになります。
したがって、何か悪い方に動きがあった場合には「進展」はあったが、「進捗」はなかったということです。
「進展がありましたら」の例文
・『この件で何か進展がありましたら教えてください』
・『進展がありましたらすぐに次の手を打つことにしましょう』
「進捗がありましたら」の例文
・『この件で進捗がありましたら報告会を開いてください』
・『進捗があるということは良い知らせです』
まとめ
この記事では、「進展がありましたら」と「進捗がありましたら」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。