この記事では、「落ちる」と「散る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「落ちる」とは?
「落ちる」は「上から下へ自然に、もしくは急に移動する」、「雨や雪などが降る」、「日や月が沈む」、「光や視線などが注ぐ」、「客のお金などがその場所で使用される」、「その場所から離れてなくなる」、「その中に入れるはずのものが漏れる」、「一部分が欠ける」、「ぬける」、「落第する」、「物事が終わりの状態に行き着く」など多くの意味が含まれています。
「落ちる」の使い方
「落ちる」は動詞として使われています。
「散る」とは?
「散る」は「花や葉などが茎や枝から離れて落ちる」、「まとまっていたものがバラバラになって広がる」、「散り散りに消えてなくなる」、「はれやしこりなどがなくなる」、「にじんで広がる」、「しみて広い範囲に渡る」、「世間に知れ渡る」、「人がいさぎよく死ぬ」など多くの意味が含まれています。
「散る」の使い方
「散る」は動詞として使われています。
「落ちる」と「散る」の違い
「落ちる」も「散る」もそれぞれ多くの意味を含める言葉です。
「散る」が表す多くの意味の中には「花や葉などが茎や枝から離れて落ちる」という意味が含まれており、この意味は「落ちる」に言い換えて表現することが可能です。
したがって、一部の意味に関しては「落ちる」と「散る」は言い換えることができると解釈できるでしょう。
「落ちる」の例文
・『昨日の夜は風が強かったので、今日は道に枯葉がたくさん落ちていた』
・『蹴った石が道路と水路の隙間に落ちる』
「散る」の例文
・『枝から散る枯葉を見てもうすぐ冬の時期だと感じた』
・『桜の花が散る瞬間というのは何とも風情がある』
まとめ
「散る」には「花や葉などが茎や枝から離れて落ちる」という意味が含まれており、この意味に限っては「落ちる」と言い換えることが可能であるということでした。