この記事では、「海水魚」と「淡水魚」の違いを分かりやすく説明していきます。
「海水魚(かいすいぎょ)」とは?
「海水魚」とは、海水中に棲息する魚類の総称を意味する言葉であり、「海産魚」とも呼ばれています。
「海水魚」は現生している魚類のうちのおよそ56%を占めており、地球上のほぼ全ての海域に分布している最も繁栄を極めた魚類でもあるのです。
「海水魚」は分布範囲を基準に「外洋表層性」、「深海漂泳性」、「深海底生性」、「沿岸性」の4つに分類されます。
「淡水魚(たんすいぎょ)」とは?
「淡水魚」とは、淡水中に棲息する魚類の総称を意味する言葉であり、うち河川に棲息しているものは「川魚(かわざかな/かわうお)」とも呼ばれています。
現生している魚類のうちのおよそ43%を占めていますが、「淡水魚」が棲息できる河川などの陸水は地球上に存在している水で0. 01%もないそうです。
もともと海中に棲息していた「海水魚」のうち、淡水中へ進出したものが「淡水魚」へ進化したと考えられています。
「淡水魚」はコイやナマズのように淡水中で一生を過ごすものは「純淡水魚/一次性淡水魚」、アユやウナギなど一時だけを海中で過ごすものは「通し回遊魚」、スズキやボラのように元来、海水魚や汽水魚のものが淡水中へ侵入したものは「周縁性淡水魚」として分類されています。
「海水魚」と「淡水魚」の違い
「海水魚」と「淡水魚」の違いを、分かりやすく解説します。
「海水魚」は「海水中に棲息する魚類の総称」を指す言葉であり、「淡水魚」は「淡水中に棲息する魚類の総称」を指す言葉です。
「海水魚」が生活している海水は塩分濃度が約3. 5%とされています。
対して、「淡水魚」が生活している淡水は塩分濃度がほぼ0%となっています。
まとめ
海中に棲息する魚類が「海水魚」であり、その「海水魚」から進化したと考えられている淡水に棲息する魚類が「淡水魚」ということでした。