この記事では、「無表情」と「ポーカーフェイス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「無表情」とは?
「無表情」は「むひょうじょう」と読みます。
意味は「顔に表れる感情の変化がほとんどないこと」です。
人が持っている喜怒哀楽の感情を、ほとんど顔に出さない性質のことです。
「無表情」の言葉の使い方
「無表情」は、名詞・形容動詞として「無表情だ・である」「無表情で話す」などと使われます。
「無」は「存在しない」「ない」という打消しの意味、「表情」は「感情や情緒を顔つきや身振りに表すこと」という意味、「無表情」で、「感情や情緒を顔つきや身振りに表さないこと」になります。
「ポーカーフェイス」とは?
「ポーカーフェイス」の意味は「相手に感情の変化を悟られない様に表情を変えないこと」です。
気持ちが大きく変化したことを、相手に気づかれない様にする為に、あえて表情を変えない様に装うことです。
「ポーカーフェイス」の言葉の使い方
「ポーカーフェイス」は英語の「poker face」が日本語化した言葉で、「動揺や企みなど気持ちを悟られないように、素知らぬ顔やとぼけ顔をつらぬくこと」という意味です。
ポーカーする時に、自分がどの様な手札を持っているのかを相手に悟られない様に、意図的に平静を装うことに由来する言葉です。
ここから「相手に感情を悟られない様に顔つきを変えないこと」として使われています。
「無表情」と「ポーカーフェイス」の違い
「無表情」は「感情や情緒を顔つきや身振りに表さないこと」です。
「ポーカーフェイス」は「相手に感情を悟られない様に顔つきを変えないこと」です。
「無表情」の例文
「無表情」の例文は以下の通りです。
・『彼は無表情のまま話を聞いていた』
・『いつもは無表情の女性がにっこり笑う』
・『興味のない話題には無表情になる』
「ポーカーフェイス」の例文
「ポーカーフェイス」の例文は以下の通りです。
・『彼は最後までポーカーフェイスを貫いた』
・『商談する時にはポーカーフェイスに徹する』
・『彼はポーカーフェイスではなく何も考えていない様だ』
まとめ
今回は「無表情」と「ポーカーフェイス」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。