この記事では、「相当する」と「該当する」の違いを分かりやすく説明していきます。
「相当する」とは?
「相当する」は「そうとうする」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「価値や働きなどが、それとほぼ等しいこと」という意味です。
2つ目は「程度がそのものごとにふさわしいこと」です。
「相当する」の言葉の使い方
「相当する」は動詞として「〜に相当する・した」と使われます。
「相」は「物の姿・様子」「たがいに」「一方から他方へ」という意味、「当」は「あ(たる)」とも読み「あてはまる」「道理にかなう」「割りあてる」という意味、「する」は「ある事・動作・行為などを行う」という意味の動詞、「相当する」で、「お互いの価値や働きなどが当てはまること」になります。
基本的に、与えられた条件と同じ性質があることに使われます。
「該当する」とは?
「該当する」は「がいとうする」と読みます。
意味は、「ある条件や資格などとぴったり当てはまること」です。
その物が持つ性質が、一定の基準や条件などと一致することを表します。
「該当する」の言葉の使い方
「該当する」は動詞として「〜に該当する・した」と使われます。
「該」は「全体に広く行き渡って備わる」「枠の全体にぴったり当てはまる」という意味、「当」は「あてはまる」「道理にかなう」「割りあてる」という意味、「する」は「ある事・動作・行為などを行う」という意味の動詞、「該当する」で「ある条件や範囲が全体にぴったり一致すること」になります。
基本的に、与えられた条件と一致することに使われます。
「相当する」と「該当する」の違い
「相当する」は「お互いの価値や働きなどが当てはまること」です。
「該当する」は「ある条件や範囲が全体にぴったり一致すること」です。
「相当する」の例文
「相当する」の例文は以下の通りです。
・『ビタミンCの含有量がレモン10個分に相当する』
・『これ1本でジョッキ3杯分に相当する』
「該当する」の例文
「該当する」の例文は以下の通りです。
・『それは人権侵害に該当する』
・『補助金支給の条件に該当する』
まとめ
今回は「相当する」と「該当する」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。