「怠ける」と「サボる」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「怠ける」と「サボる」の違いとは?違い

今ではあまり使わなくなってきていますが、仕事中に他のことを考えていっこうに作業が進まないような状況のことを「仕事を怠ける」と呼ぶことがあります。

それでは、この「怠ける」とはどういう意味でしょうか。

また、「サボる」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「怠ける」「サボる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「怠ける」とは?

「怠ける」とは、「なまける」と読み、仕事や作業、勉強などの自分がやるべきことを十分に果たさないという状況のことを言います。

多くの場合は、「怠ける」ことによって作業が停滞したり、結果が出ないということになります。


「サボる」とは?

「サボる」とは、もともとはフランス語の「サボタージュ」という言葉から来たもので、労働者が自分たちの労働環境や待遇の改善を要求して、自分たちの仕事を意識的に停滞させる労働争議の方法のことを示す言葉です。

日本語の「サボる」に関しては、そこから派生して労働争議とは関係なく仕事を停滞させることを表すようにもなっています。

ただ、現在ではあまり使われていません。


「怠ける」と「サボる」の違い

「怠ける」「サボる」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つは、仕事などの停滞させるという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。

この2つの違いを最も簡単に説明するなら、結果的に仕事などが停滞する、あるいは行われなくなるというニュアンスを含むのが「サボる」であり、そこまでいかないで、遅れたり質が低くなるのが「怠ける」ということになります。

もちろん、労働争議の手段であるかどうか、つまり、「サボる」が意図的にやっているものであるというのは本来の大きな違いですが、すでに「サボる」「サボタージュ」とは違う言葉に成っているので、この議論にはあまり意味がありません。

「怠ける」の例文

・『仕事を怠けていると査定にひびきます』
・『与えられたことを怠けると他の人にも迷惑がかかります』

「サボる」の例文

・『掃除当番をサボって帰ってしまいました』
・『長い間運動をサボっていたので肥満になってしまいました』

まとめ

この記事では、「怠ける」「サボる」の違いを、解説してきました。

序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。

この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。

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