例えば、会社で新年の社長の挨拶が行われる機会があると、その中で必ず登場するのが、「今年も気を引き締めて業務に取り組んでください」というような表現でしょう。
それでは、この「業務に取り組む」とはどういう意味でしょうか。
また、「業務にあたる」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「業務に取り組む」と「業務にあたる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「業務に取り組む」とは?
「業務に取り組む」とは、文字通り、「業務を行う」ということです。
もともと「取り組む」という言葉には、柔道のような競技で「相手と組み合う」という意味があるので、この相手が「業務」であると考えればよくわかるでしょう。
「業務にあたる」とは?
「業務にあたる」とは、文字通り「業務を行う」ということです。
「あたる」という言葉は、「当たる」とも記述し、もともと「ぶつかる」とか「接触する」ということで、そこから派生して「出会う」とか「向かい合う」という意味でも使われます。
したがって、「業務にあたる」とは、「業務に向かい合う」という意味になるでしょう。
「業務に取り組む」と「業務にあたる」の違い
「業務に取り組む」と「業務にあたる」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、「業務を行う」という部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、「業務との距離」に違いがあり、「業務に取り組む」はかなり組み合って接触している除隊であるのに比べて、「業務にあたる」は向かい合ったくらいの距離感であるということです。
したがって、感覚としては「取り組む」の方がちゃんとやっているというニュアンスが強くなります。
「業務に取り組む」の例文
・『真面目に業務位取り組むことが重要です』
・『業務に取り組む姿勢はとても大切です』
「業務にあたる」の例文
・『気を引き締めて業務にあたってください』
・『業務にあたるに際して、着替えをしてください』
まとめ
この記事では、「業務に取り組む」と「業務にあたる」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。
