最近ネット界隈でよく聞くのが「?しか勝たん」という表現です。
なんでも良いので、自分の好きなものを頭に入れて、それが「最高」とか「一番」という意味で使います。
「勝利」も同じような使い方をする場合もありますが、本来の意味はちょっと違います。
この記事では、ネット用語では無い方の「優勝」と「勝利」の違いを分かりやすく説明していきます。
「優勝」とは?
「優勝」とは、一般的には複数の相手に「勝利」して、その大会や催し物で「一番になる事」を表す言葉です。
ここで重要なのは一定の条件のもとで「勝利」するということなので、総当たり戦のような場合は、全ての相手に勝って「優勝」となりますが、トーナメントの場合は、対戦した相手に勝てば良いので、もし、その大会にもっと強い相手がいたとしても当たらなければ勝つ必要はないという事になります。
「勝利」とは?
「勝利」とは、一般的には「相手に勝つ」ことを表す言葉です。
単に勝負に勝つことを意味するので、それはオリンピックであっても、兄貴とじゃんけんでも「勝利」にかわりはありません。
もともと「利」には「戦いで有利に立つ」という意味があるので、そこから「か」とつなげて「勝利」になってと思われます。
「優勝」と「勝利」の違い
「優勝」と「勝利」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、「誰かに勝つ」という意味で使われるものですが、そもそもレベルが違う言葉です。
すなわち、「優勝」は、何かの大会などで複数の相手全てに勝って「一番になる」ことであり、「勝利」は単に「相手に勝つ」ことだけを示す言葉です。
これはそれぞれの英語である「victory」と「win」の強さの違いを考えてみれば一目瞭然です。
まとめ
この記事では、昔からの言葉としての「優勝」と「勝利」の違いを、解説してきましたが、いまの使い方はそうでは無いことが多くなっています。
ネット用語の方の「優勝」ですが、SNSに写真とともに「たこ焼きで優勝です」のように使用して、「素晴らしい」とか「満足」とかの意味で使われています。
これは今のところは主に食べ物に使われているのが特徴です。
つまり、ネット用語の「優勝」と「勝利」は、食べ物に使われるか、それ以外にも使われるかの違いという事になります。