この記事では、「散らばる」と「散らかる」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「散らばる」とは?
落としたものが部屋いっぱいに広がるさまを「散らばる」【ちらばる】といいます。
左右前後に落として割れた皿の破片が飛び散る状況を指す言葉であり、かなり細かい破片が色々な方向へ広がる様子が分かる言葉です。
また、机の上に置いたいくつかのお椀が床に落ちたとき衝撃で転がり、ばらばらになるさまを表します。
「散らかる」とは?
乱れるように物が色々な方向へ広がり、片付けるのが大変な状態を表すのが「散らかる」【ちらかる】です。
親戚の元気が良い子供がくると部屋が「散らかる」というように、かなり遊びまわって物がたくさん机の上から床まで散らばっている様子が分かります。
乱雑といった意味もあるように、驚くほど色々な物が転がっていたり、服は脱いだままで歩くのも大変なほど物で散乱しているわけです。
「散らばる」と「散らかる」の違い
ここでは「散らばる」と「散らかる」の違いを、分かりやすく解説します。
一箇所にまとめて置いてあった食器や雑貨、装飾品といったものが床に落ちたとき、広い範囲に物が転がったり、割れた破片が飛び散る様を「散らばる」【ちらばる】といいます。
もう一方の「散らかる」は、物が乱れるように床や机、ソファといった所に散乱している様子を指す言葉です。
腕がたまたま当たって落ちたときは「散らばる」を使い、遊んだ後に物が散乱する様子を「散らかる」を使うといった違いがあります。
「散らばる」の例文
・『姉から貰った大事なお皿が割れて破片が散らばった』
・『紅茶を注いだコップが落ちて散らばり、目の中に破片が入った』
「散らかる」の例文
・『犬が興奮して餌の袋を振り回したので、餌が床に散らかった』
・『彼氏の部屋に行くと散らかる台所を見て掃除したくなった』
まとめ
かなりゴミや服、物が散乱して酷い状態になった様子を伝えられる言葉です。
少しの違いで散乱する様子も変わってきますので、使い方に気をつけて状況を伝えてみましょう。