秋に大きな公園などを散歩しているといたるところで見つけるけることができるのが、小さくてかわいらしい「どんぐり」です。
それでは、この「どんぐり」とはどういう意味でしょうか。
また、「松ぼっくり」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「どんぐり」と「松ぼっくり」の違いを分かりやすく説明していきます。
「どんぐり」とは?
「どんぐり」とは、「団栗」とも表記される、カシやナラなどの木の果実のことを表す言葉です。
最も広義の解釈においてはブナ科の植物全ての果実のことを示すこともあります。
この場合は、同じブナ科の植物であるクリとも同一になってしまうので、区別が必要です。
一般的には帽子のようなものの下についた硬い皮に包まれたもので、先端が尖っているのが特徴です。
「松ぼっくり」とは?
「松ぼっくり」とは、「松かさ」とも呼ばれる一般的にはマツ科の植物にできる種を包んだ構造のもので、果実に似た形状lになります。
たくさんの鱗片と呼ばれる傘が開いているのが特徴です。
「どんぐり」と「松ぼっくり」の違い
「どんぐり」と「松ぼっくり」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、おおまかにいって木の実であることは同じですが、そもそも木の種類が違い、そのため形状もまったく違います。
この2つの違いを最も簡単に説明すると、カシ、ナラなどの果実で小さいロケット型をしている硬いものが「どんぐり」で、マツの実でたたくさんの鱗片がついているおおきなものが「松ぼっくり」ということになります。
大きさ以外にも、特徴的なのは、「どんぐり」が硬い皮に包まれているのに対して、「松ぼっくり」は皮がなく中身が開いた状態です。
これは厳密に言えば「松ぼっくり」が雌しべがふくらんだ果実ではないことから来ています。
まとめ
この記事では、「どんぐり」と「松ぼっくり」の違いを、解説してきました。
この2つは、昔から人形などを作るための材料として使われていました。
大人になると忘れてしまいますが、たくさんの木の実を集めて宝物にしていた人も多かったでしょう。