この記事では、「侍女」と「メイド」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「侍女」とは?
上流階級である貴族や王族の者と親しくなり、個人とのやり取りする女性を「侍女」【じじょ】といいます。
位の高い夫を持つ婦人の着替えを手伝ったり、部屋を掃除する、髪の毛を整えるのが役目です。
靴やドレスを用意してきれいに着させるのはもちろんのこと、化粧したり、風呂で背中を流すのも大事な仕事になります。
日本では腰元といった呼び方して、個人的に身辺の整理や整頓、ゴミ出し、服を洗うといったかなり密着した仕事しましたが、身分としては武士と同様の階級として扱われていました。
「メイド」とは?
一般家庭に住み込んで食事準備したり、外出するための服を一式アイロンかけて揃える、ゴミを捨てる肉体労働して働く女性を「メイド」といいます。
家をきれいにしておき、雇い主が好きなものを食べたいときすぐ提供できるようにするのも大事です。
トイレや風呂も清潔にして、快適に入浴できるようにしたり、靴や車を磨くといった仕事もあります。
元々は未婚女性という“maiden”(マイデン)といった言葉からきていて、結婚する前の修行の場として親が出しました。
「侍女」と「メイド」の違い
「侍女」と「メイド」の違いを、分かりやすく解説します。
日本では江戸時代に高い位につく者の着替えや掃除、用事があれば走るといった身の回りについて仕事するのが「侍女」です。
戦国の時代には姫たちの世話する女性を指し、着物を塗ったり、好みの料理を作る、掃除といった世話役を担っていました。
王室の側近について衣類を揃える、髪の毛をとかして結ぶのも役目です。
もう一方の「メイド」は裕福な家庭内で掃除、料理、整理、ゴミ出しといった肉体的な労働します。
元々は古代ローマでは奴隷が仕事して、中性には女性の使用人を住み込みで仕事させていました。
まとめ
似ている仕事する女性を指しますが、姫の世話するか、一般家庭に住み、掃除や料理を作るという仕事の違いがあると覚えておくといいでしょう。