この記事では、「自尊心」と「羞恥心」の違いを分かりやすく説明していきます。
「自尊心」とは?
「自尊心」は「じそんしん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「自分で自分を優れたものと思い込むこと」という意味で、うぬぼれて高慢になることです。
2つ目は「自分を大切にして、自ら品位を落さないようにする気持ち」という意味で、自分の尊厳を守ろうとする気持ちのことです。
「自尊心」の言葉の使い方
「自尊心」は名詞として「自尊心が高い・低い」「自尊心がない」「自尊心を傷付ける」などと使われます。
「自」は「みずか(ら)」とも読み、「自分自身」という意味、「尊」は「たっと(い)」とも読み「敬い大切にする」という意味、「心」は「こころ」とも読み「精神」という意味、「自尊心」で、「自分自身を敬い大切にする精神」になります。
「羞恥心」とは?
「羞恥心」は「しゅうちしん」と読みます。
意味は、「自分の欠点・過失などを自覚して面目ないと思うこと」です。
人に対して自分のことが恥ずかしく感じる気持ちを表します。
「羞恥心」の言葉の使い方
「羞恥心」は名詞として「羞恥心がある・ない」「羞恥心を持つ」などと使われます。
「羞」は「は(じる)」とも読み「はずかしい」という意味、「恥」は「はじ」とも読み、こちらも「はずかしい」という意味、「心」は「精神」という意味、「羞恥心」で「はずかしいと思う精神」になります。
「自尊心」と「羞恥心」の違い
「自尊心」は「自分自身を敬い大切にする精神」です。
「羞恥心」は「はずかしいと思う精神」です。
「自尊心」の例文
「自尊心」の例文は以下の通りです。
・『彼は自尊心が高いので注意するのに気を遣う』
・『得意な芸を酷評されて自尊心が傷つく』
・『彼女は自尊心を満足させるために仕事を頑張っている』
「羞恥心」の例文
「羞恥心」の例文は以下の通りです。
・『オバサンには羞恥心のかけらもない』
・『後から誤解に気づいて羞恥心で一杯になる』
・『羞恥心が強すぎて銭湯や温泉に行けない』
まとめ
今回は「自尊心」と「羞恥心」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。
