この記事では、「沿えない」と「添えない」の違いを分かりやすく説明していきます。
「沿えない」とは?
「沿えない」は長く続いているものに離れないようにつきそうことができない、何かに並行し続くことができない、といった意味になります。
例えば、川から離れないように付き添うことができない場合は、「川に沿えない」、「川に沿って歩くことができない」などと表現します。
「沿」自体に水流や道路などによりそうといった意味があります。
そのため、「沿えない」は、川や道路など長く続くものに並行し続くことができないことを意味します。
また、「沿う」の場合、会社の方針や意向などに従うことができないといった意味でも使用することができます。
「添えない」とは?
「添えない」は、側を離れずにいることができない、一緒にいることができない、加わることができない、希望に応じることができない、などを意味する言葉になります。
例えば、友達から何か希望を伝えられたとき、その希望に応じることができない場合は、「希望に添えない」などといった形で使用します。
「添」には、側に付け加える、備える、といった意味があります。
「沿えない」と「添えない」の違い
「沿えない」と「添えない」の違いを、分かりやすく解説します。
「沿えない」のもとになる「沿う」には、長く続いているものに離れないように付き添う、何かに並行し続いている、といった意味があり、それらを行うことができない場合に「沿えない」を用います。
一方、「添えない」のもとになる「添う」には、側を離れずにいる、ぴったりとくっつく、といった意味があり、それらを行うことができない場合に「添えない」を用います。
2つの言葉には以上のような違いがあります。
「沿えない」の例文
・『上手く道路に沿って線を引きことができない』
・『会社の方針に沿えない私は辞めるしかありませんでした』
「添えない」の例文
・『彼女の希望には添えない』
・『会社の希望に添えない』
まとめ
「沿えない」と「添えない」の違いは以上です。