「横並び」と「横一線」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「横並び」と「横一線」の違いとは?違い

この記事では、「横並び」「横一線」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「横並び」とは?

人を横に並ばせた状況を「横並び」【よこならび】といいます。

背の高さを考えては美しく並ばせる運動会や大会などで使われている整列の仕方を指すわけです。

また、会場に椅子を無駄なく並べて、同じ場所から分け隔てなく前を見て座れる状態を指します。

このようなところから、企業が同じ考え方して仕事することを「横並びに万策をとる」といった使い方するわけです。


「横一線」とは?

同じ能力の者が横に並んでは差がなく、実力を持って突き進むといった意味がある言葉を「横一列」【よこいちれつ】といいます。

実力に差がなく、人と同じ考え方や学歴といったものがすべて同等といえる人達を集めて同じ仕事をさせるのです。

競争においては運動能力が同等な者に競わせて本人のやる気を阻害することなく練習したり、競わせます。


「横並び」と「横一線」の違い

ここでは「横並び」「横一線」の違いを、分かりやすく解説します。

差がないよう横に並んだ状態で前に進むことを「横並び」といいます。

団体や企業も「横並び」になり、同じ方針で計画を進める状況を表す言葉です。

遅い速いといった能力の違いがない者同士を横に並べて競わせることで本人のやる気を引き出し、差を感じず物事に集中して取り組むといった状況で使われています。

「横並び」は横に並ぶ状態を表し、「横一線」は能力が同等な者を並べるところに焦点を指す言葉です。

「横並び」の例文

・『企業では事業を広範囲に広めていくとき横並びを取り入れる』
・『平等主義は横並びの職場で従業員を働かせてはやる気を引き出す』

「横一線」の例文

・『感染を食い止めるための薬を欧州と日本が横一線で開発する』
・『レイアウトは横一線で表現するとより対等な関係性が表せる』

まとめ

「横」を使った言葉ではありますが、意味を学び、どのような場面で使えばより伝えたい状況を表せるかが伝えられるでしょう。

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