この記事では、「困惑」と「当惑」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「困惑」とは?
まったく事件に関与していないのに、関わっていると周囲から責められては困り、戸惑う人の様を「困惑」【こんわく】といいます。
たいていは厄介な事故、事件といった関わりたくないと思う問題が起きたとき、人から犯人ではないかと疑われてしまう状況に追い込まれてしまうのです。
まったく身に覚えがないのに疑われてしまう状況であるため、困り果てます。
「当惑」とは?
問題が起きても、自分は関わっていないためなぜそのようなことが起きたのか状況が理解できず、戸惑う様を「当惑」【とうわく】といいます。
どうして事件が起きたのか何も分からない状態であり、誰がなぜ人を轢いてしまったかその事情について分からないため困ってしまう人の感情を指すのです。
主に、難しい質問されたときや、予想外の動き見せる人の姿に動揺する気持ちを表します。
「困惑」と「当惑」の違い
ここでは「困惑」と「当惑」の違いを、分かりやすく解説します。
自分はまったく関わっていないので、説明のしようがないため疑われても困ってしまう状況に追い込まれた人は「困惑」します。
対処の仕方がまったく分からない人は酷く戸惑い、かなり悩む様を表す言葉です。
もう一方の「当惑」は事が起きたとき誰がどのような経緯で問題が起きたのか、その理由や原因がまったく分からない状態で酷く迷惑を感じ、困る気持ちを表します。
「困惑」の例文
・『金庫のお金が減っていると犯人扱いされて困惑した』
・『友人が彼女と寝たと疑ってきたので困惑する』
「当惑」の例文
・『急に兄が排気ガス削減について話し出して当惑する』
・『生徒は当惑するわけでもなく、ひたすら論議を重ねた』
まとめ
とても似ている言葉を2つ取り上げましたが、場面により使い方が違ってきますので、自分なりに意味を調べては使いこなしてみましょう。